制作・開発フェーズでの私たちの取り組みをご紹介します。
ここまでで行ってきた戦略・設計を元に制作・開発を行います。制作媒体によってやることは様々ですが、共通していることも多々ありますので、列挙してご紹介します。
ラフデザイン
ほとんどの制作媒体でベースとなるデザインを制作していきます。
基本的には白黒のデザインにレイアウトを組み、クライアントに全体的なイメージをお伝え致します。Webサイトの場合、プロトタイプを用いてWebサイトのページ遷移などの確認を遂行します。
後述しますが、この段階で出来るだけ、コピーライティングを作り込み、テキストを加えていきます。
ラフデザインといっても最終的には写真や図、映像など以外を網羅的に並べ、レイアウトの完成を目指します。
制作媒体において、ほとんどの場合、写真や図よりも、テキストが重要であると考えることからラフデザインで十分に会社の意図や商品の情報が伝わるように制作していきます。
コピーライティング
戦略・設計に沿ったコピーライティングを制作していきます。
前述のようにコピーライティングは私たちが制作・開発を行う上で重要度が高いということからコピーライティングには時間をかけて制作します。
何度かクライアント様とやりとりをさせて頂き、制作媒体やページに合わせてコピーを作り込んでいきます。
写真・映像・作図制作
必要に応じて、写真や映像や図を追加していきます。
会社のイメージ写真や、店内、商品写真があれば、撮影に伺います。
特に飲食店などの店舗であれば、商品撮影は商品を魅力的に見せるためにはマストなポイントでしょう。クライアント様と時間を合わせて、撮影に伺います。
戦略・設計を元にどのような写真を撮影するかは事前に話し合いのもと、考慮いたします。
撮影時間の目安としては2時間で10ショット程度となります。撮影の進行状況や撮影するものにより、撮影時間は大きく変わりますが、参考程度にご理解頂ければと思います。
また、イラストレーターでの作図が必要な場合は作成いたします。
ロゴデザインや、グラフ等のデータを作図する場合も承ります。
コーディング
Webサイトではデザインを元にブラウザで閲覧できるようにコーディングを行います。
対応ブラウザ、対応デバイスなど、管理画面のユーザビリティなど案件ごとに要件に沿ったコーディングを行い、実装していきます。
基本的にはHTML,CSS,JavaScriptを用いて実装を致します。
ファイル管理に関しては、汎用性やメンテナンスを考え、機能ごとに分ける等を考慮しコーディング開発を進めていきます。
CMS組み込み
Webサイトをクライアント様自身で運用できるようにCMSの組み込みを行います。
基本的に多いものはwordpressですが、予算が少ない企業やWebサイトをwordpress開発することに費用対効果が合わない場合にはWIX等のCMSで開発をしていきます。
wordpressに関してはカスタムフィールド、カスタム投稿、カスタムタクソノミーなど、クライアント様のwebに対する知識や運用方法によってカスタマイズして納品することも可能です。
フォーム実装
お問い合わせフォームや、資料請求フォームなどのフォームを実装していきます。
基本的にはプラグインやメール配信システムを用いて開発することになります。
ほとんどのWebサイトの場合、フォームを送信されることが1つの目標であることが多いかと思います。Webサイトの有益なコンテンツにより、集客した顧客をフォームで取り逃がしてしまうということが無いよう、最適化を目指してフォームを実装していきます。
フォーム最適化を目指して以下のことに留意して実装をしていきます。
フォームのシンプル化
フォームをシンプル化することにより、フォームを送信してくれる顧客の取りこぼしを極限まで抑えていきます。
フォームのシンプル化は顧客のフェーズに合わせ、度々問題となるポイントになりますが、基本的には極力フォームの数は少ない方が送信される数が増える傾向にあります。
しかし、受注に繋がらない顧客ばかりでは意味がありません。
そのため、本当に必要な要素は何かを抜粋した上で極力シンプルなフォームを実装していきます。
エラーメッセージと入力の手間を低減
入力フォームにおいてユーザビリティの悪いエラーメッセージが度々起こってしまうことです。それを防ぐために、ラジオボタンやプルダウン形式の選択型のフォームを極力使えないかを考慮します。
これにより、入力の手間を省くことにつながり、フォームの最適化の1つとなります。
サンキューページの最適化
入力フォームを送信した後のサンキューページの最適化を行います。
商品によりますが、アップセルやクロスセルを行えないか、回遊してもらうためのページへの誘導は出来ないかなどを考慮し、最適化を図ります。
セキュリティ・スパム対策
フォーム画面やwordpressの管理画面の入り口などのセキュリティ対策を行っていきます。
特にwordpressは世界的にも使用率が高く、セキュリティ対策を行うことが最適であると考えます。
ほとんどの場合、プラグインで実装することが多いです。
バージョンの最適化
これは運用におけるポイントにもなりますが、バージョンを出来るだけ最新のものに更新していくことがセキュリティ対策の一つとなります。
案件にもよりますが、基本的には自動でバージョンを更新するように設定することが多いです。当社で管理する場合にはプラグインによって更新を確認しながら行います。
SSL化
ネット上でデータを暗号化してやりとりする仕組みのことです。
通信を暗号化することで第三者による盗聴・改ざんを防ぐことができます。
Webサイトの全てのページをSSL化することを推奨しています。またそれと同時にリダイレクトの設定を行う場合もあります。
現在ではSEOにも影響していると言われているポイントにもなります。
スパム対策
フォームでのスパム対策を行います。
フォーム送信前のチェックボックスの挿入や、reCAPTCHA(リキャプチャ)を使用することで実装いたします。また入力フォームの中に、選択式のフォームがあるだけでもかなりの効果がありますので、フォームの最適化と合わせて検討します。
テスト
チェック項目を用いて、様々なテストを行い、エラーのない要件に沿ったWebサイトを目指します。
デザインからページ遷移、コーディング、フォーム機能、リンク先などテストは多岐にわたりますが、制作・開発段階でその都度行っていきます。
環境の変化により、様々なエラーが想定されますが、そのリスクを極力低減できるようにテストを繰り返し行います。
印刷
紙媒体の場合は印刷を行います。通常ネット印刷等の外部ソースに発注することにより、コストを出来るだけ安く抑えるように致します。
印刷する上でテスト印刷や、入稿前のクライアント様の確認など、入念ねチェックを行ってから印刷に移ります。
印刷は大きさ、紙の種類、加工、装飾など多彩なアレンジが出来ますので、案件ごとに要件に沿った形を印刷いたします。
印刷する上で、用意があるものに関しては、紙質など直に触って確認できるものもございますので直接質感を確認することも可能です。
クーポンなどの機能
印刷物にクーポンなどの機能を添付することも可能です。
クーポン以外にも、エンボス加工や、複製禁止の加工、ナンバリングなど機能は様々あります。
その他仕様に関することも承っています。
例えば、クーポンにアンケートを挿入し、クーポンの利用調査にも役立てることも可能です。